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株用語辞典(か行)

株式分割

株券の流動性を高めるために、株を1株から2株や3株に分割をすること。
既存の株主の保有株数は2分割なら2倍、3分割なら3倍に増えますが、1株当たりの株価は1/2または1/3になるため全体の価値は変わりません。
ただ1株の価格が下がるため、今まで高くて買えなかった購買層にも買えるようになり株価が上昇するという思惑から、分割が発表されると株が上昇する傾向があります。

株主資本比率

総資産に対するの株主資本の割合のこと。
自己資本比率ともいいます。
株主資本は負債と異なり返済を必要としないため、株主資本比率が大きい企業ほど安定した経営が行われていると言えます。

株主配当金

株主に利益を還元する目的で企業から支払われる配当金のことを表します。
詳しくは株主配当金についてを参照してください。

株主優待

株主権利確定日に一定株数の株を保有してる株主に提供される優待のこと。
例えば外食産業ならメニュ−の割引券等、食品や日用品製造会社なら自社製品の詰め合わせ、その他には図書券やクオカード等が提供される場合が多いです。
ただ株主優待を実施している企業は全体から見るとそんなにはありません。

空売り

証券会社などから借りた株券を売却すること。
株価の下落が見込まれる時に株券を借りて売却し、株価が下がったところで株を買戻してその差額を利益として得ます。
このように空売りを活用すると下げ相場でも利益を得る事ができます。
信用取引口座を開設していないと空売りはできません。

逆指値

通常の指値注文はある値段まで下がったら買う、ある値段まで上がったら売るという形で注文を出しますが、逆指値注文はその逆にある値段まで上がったら買う、ある値段まで下がったら売るという形で注文を出します。
逆指値を利用すると株価が上昇局面に移った時はチャンス逃さず買うことができ、また急激に下がった時はすかさず利益の確保や損切りができます。
ただしこの注文方法ができるのは一部の証券会社に限られます。

逆張り

株価が下がり途中のところで株を買うこと。
通常は株価が上がり始めた時点で買い、下がり始めたら売る場合が多いですが、あえて人と逆の事をして大きな利益を得ようとする手法です。
ただ下げている理由が明確な銘柄の場合はさらに下がるリスクがあるので注意が必要です。
逆の意味の用語として順張りがあります。

キャピタルゲイン

株を売却して得た利益のこと。
一方、株を保有している事で得る配当金などの利益のことをインカムゲインと言います。

経常利益

営業利益に受取利息や支払利子などの営業外収益を足したものに利益のことを表します。

権利落ち

配当や株主優待、株主分割の権利を受ける日が過ぎてしまうこと。
権利確定日の5営業日前が権利付き最終売買日でその翌日が権利落ち日となります。

ゴールデンクロス

短期の移動平均線が中長期の移動平均線を下から突き抜ける(クロスする)こと。
ゴールデンクロスが起きると株価が下落傾向から上昇傾向へと変わる転換点と言われてますが、必ずしも上昇する訳ではありませんので目安として見てください。
逆の意味の言葉としてデッドクロスがあります。

5%ルール

上場企業の発行済株数総数の5%を超えて取得した場合は、取得した5日以内に内閣総理大臣に対して報告をしなければならないというルール。
また5%以上保有している株主が保有割合が1%以上変動した場合もその都度報告しなければならない。

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