値幅制限制度について−株式投資の基礎知識
値幅制限制度とは、株価の大きな変動によって市場が混乱するのを抑制するために前日の終値を基準に1日のうちの株価の上下の変動幅に制限がかかっていることをいいます。
値幅制限上限まで株価が上昇した場合をストップ高、値幅制限下限まで株価が下落した場合をストップ安と呼びます。
このような制限があるので、買った株が1日で半額以下となるようなことは基本的にはありません。
※ストップ高またはストップ安が3日連続で続くと値幅制限が2倍に拡大されます。
値幅制限幅は、前営業日の終値によって定められています。
下記表はそれぞれの価格帯における値幅制限一覧です。
前日終値 | 値幅 |
100円未満 | 上下30円 |
200円未満 | 50円 |
500円未満 | 80円 |
700円未満 | 100円 |
1,000円未満 | 150円 |
1,500円未満 | 300円 |
2,000円未満 | 400円 |
3,000円未満 | 500円 |
5,000円未満 | 700円 |
7,000円未満 | 1,000円 |
10,000円未満 | 1,500円 |
15,000円未満 | 3,000円 |
20,000円未満 | 4,000円 |
30,000円未満 | 5,000円 |
50,000円未満 | 7,000円 |
70,000円未満 | 10,000円 |
100,000円未満 | 15,000円 |
150,000円未満 | 30,000円 |
200,000円未満 | 40,000円 |
300,000円未満 | 50,000円 |
500,000円未満 | 70,000円 |
1,000,000円未満 | 150,000円 |
比例配分について
株価がストップ高の値段まで到達し、大引け(取引時間終了間際)の時点で買い注文が売り注文に比べて圧倒的に多い場合が比例配分という措置がとられます。(※ストップ安の場合も同様)
例えば大引けの時点で売り注文1,000株に対し、買い注文が10,000株あった場合は、1000株の売り注文は各証券会社に分配して割り当てられます。
証券会社から投資家への配分は、価格優先や時間優先等の社内ルールによって配分されます。
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